ペルテス病
ペルテス病とは、小児期の大腿骨頭に発生した血行障害により骨頭の壊死が生じ、股関節に痛みを来す病気です。
ペルテス病では、股関節の痛みはゆっくりと増悪しますが、早期に治療始めなければ永続的な障害を残す恐れがあります。
4~8歳の小児に起こりやすく多くは男の子に発症します。
症状としては股関節の痛みですが、大腿部の痛みや、膝の痛みを訴えることもあるので見落としに注意が必要です。
ペルテス病が進行すると大腿骨頭や大腿骨頚部に変形が生じることもあります。
治療としては経過観察、安静、重症になれば手術になることもあります。
特に5歳未満のお子さんでは自然治癒傾向があることが知られております。
痛みを訴えなくても歩行の変化があれば注意深く観察していかなければなりません。
ケガをしてしまった際はなんでも当院にご相談ください。
投稿日:2018年06月09日